卓球の大藤沙月さんを検索すると、「嫌い」「せこい」といったネガティブなワードが出てきますよね。
でも実は、本人の人柄や性格を問題視する情報は日本国内でも中国国内でも一切見当たらないんです。
試合中の無表情、攻撃的なプレースタイル、インタビューの落ち着いた口調——この3つが主な「嫌い」「せこい」のきっかけとされていますが、実際はどれも誤解から生まれたイメージ。今回は「嫌い」のイメージがどこからきたのかを、一つ一つ丁寧に解説していきます。
・大藤沙月が「嫌い」「せこい」と言われるようになったきっかけ
・石川佳純戦のネットタッチ問題と「せこい」の誤訳説の真相
・コーチや周囲が語る普段の明るい素顔とWTT優勝の実力
大藤沙月が嫌いと言われる理由と真相を徹底解説
「大藤沙月 嫌い」と検索すると、いくつかのネガティブなワードが出てきますよね。①ポーカーフェイスへの誤解、②せこいと言われるプレースタイル、③インタビューの冷たく見える口調——この3つが主なきっかけです。一つ一つ丁寧に真相を見ていきましょう。
嫌いと言われるようになったきっかけ
大藤沙月さんが「嫌い」「せこい」といったネガティブなワードで検索されるようになったのには、いくつかの具体的なきっかけがあります。
まず最初に押さえておきたいのですが、「大藤沙月 嫌い」「大藤沙月 せこい」という検索ワードが出回っていますが、本人の人柄や性格を問題視する情報は日本国内でも中国国内でも一切見当たりません。
これ、ちょっと大事なことなんですよね。
「嫌い」というネガティブワードが広まった主な理由として挙げられるのは、①試合中のポーカーフェイス、②プレースタイルが「せこい」と誤解されたこと、③インタビュー時の落ち着いた口調が「冷たい」と受け取られたこと、の3つです。
| きっかけ | 内容 | 実態 |
|---|---|---|
| ポーカーフェイス | 試合中に表情を変えない | 集中力の高さ・プロとしての姿勢 |
| せこいプレー | 超攻撃型で相手にチャンスを与えない | 卓球の正当な戦術 |
| インタビューの口調 | 淡々としている・冷たく見える | 慎重な性格・真面目さの表れ |
いずれも「試合中の一瞬の態度」や「画面越しの印象」が独り歩きしてしまったもので、実際に大藤さんの人柄を知る人たちから「性格が悪い」という声はほぼ出ていません。
「嫌い」というイメージは、試合中のプロとしての集中した姿が誤解されて広まったものであり、本人の素顔とはかなり異なるというのが実態です。
せこいプレースタイルが誤解を招く理由
「大藤沙月 せこい」という検索ワードが出るようになった背景には、彼女のプレースタイルに対する誤解があります。
大藤さんの戦型は「右シェークドライブ型」という超攻撃型です。
右シェークドライブ型とは
右シェークドライブ型とは、右手でシェークハンド(ラケットを握手するように持つ)でラケットを握り、強い回転と速さを兼ね備えた「ドライブ」を主軸に攻め続ける戦型のことです。
前陣から台を離れた後陣まで幅広く動き、積極的に打ち込んで点を取りに行く攻撃的なスタイルで、相手にボールを返す余裕を与えないのが特徴。「チャンスを与えない」「逃げ場がない」と相手選手が感じるほど、攻撃の圧力が高いのです。
これが一部の視聴者には「なんかずるい」「せこい」と映ってしまったようです。
ただ、卓球の世界では右シェークドライブ型は最もメジャーな戦型の一つで、日本代表の男子トップ選手・張本智和さんも同じタイプ。「せこい」どころか、「これが強い人のやること」というれっきとした卓球の正攻法なんです。
大藤さん自身も2024年のインタビューで「女子選手でも自分のプレーを真似してる人も増えてきた。嬉しいのと、真似しないでよ!と思うこともある」と茶目っ気たっぷりに語っていて、それほど彼女のスタイルが”参考にしたくなる”ものだということがわかります。
強すぎるのが「せこい」に見えてしまう…正直、なんかかわいそうな誤解ですよね。
誤審試合でのポーカーフェイスが「性格が悪い」と誤解された経緯
大藤さんの試合中の態度に対して「ふてぶてしい」「感情がない」という声が出るようになったのには、具体的な場面が発端になっているとされています。
試合中の大藤さんはとにかく無表情。得点しても、ミスをしても、表情をほぼ変えません。張本智和さんのように「チョレイ!」と気合の声を出したり、感情を爆発させたりすることがないため、画面越しに見ている視聴者には「クールすぎる」「感情がないように見える」と受け止められることがあるようです。
卓球はわずかな心の乱れがプレーに直結する繊細なスポーツで、感情をコントロールすることがトップ選手には不可欠なスキルなのですが、それがテレビ越しには「ふてぶてしい」と映ってしまうのです。
SNS上では、「大藤沙月は女版丹羽孝希みたいな感じ。クールでやってのける感がある」「ポーカーフェイスだから麻雀も強そう」といった声も見られ、必ずしもネガティブなイメージばかりではありません。
また、小学生時代から大藤さんを知るコーチ・平塚陽一郎さんも「普段は明るくて笑顔でいるんですが、試合になるとクールな表情に変わる。ポーカーフェイスというか、やる気がないと誤解されることも多くて(笑い)」と語っており、試合中の無表情は昔からの特徴だったということがわかります。
つまり「感情がない」のではなく、「試合モードのスイッチが入ったときに感情をオフにできる」という、一流選手の証明でもあるわけです。
石川佳純戦でのネットタッチ問題の真相
大藤さんが「せこい」「ふてぶてしい」と一部で言われるようになった、より具体的なきっかけとして語られるのが、石川佳純さんとの試合での一幕です。
試合中、大藤さんのサーブがネットに触れた可能性が生じた場面がありました。石川さんが審判に対してその点を抗議したのですが、そのやりとりの間、大藤さんは終始、無表情のまま状況を静かに見守っていたといいます。
最終的に審判は「ネットに当たった」と判断し、石川さんの主張が通る形となりました。
この「何も言わずにただ見ていた大藤さんの態度」が、一部の視聴者には「ずるい」「知っているのに謝らない」という印象を与えてしまったとされています。
ただ実際のところ、審判の判断を待つという行動はスポーツの基本であり、むしろ余計な口出しをせず審判の裁定に従ったという意味では正しいマナーとも言える行動です。
「あの場面でニコッと笑えばよかったのか?感情的に反論すればよかったのか?」といったら、どちらも違いますよね。競技者として規則の中でプレーした結果であり、そこに「せこい」という評価をするのは少し的外れかなと個人的には思います。
石川さんの主張が通ったことで、大藤さんが何か不正をしたわけでも有利になったわけでもありません。この一件は「映像の見え方と実態が異なる典型例」であり、大藤さんのキャラクターを語る材料にはなり得ません。
普段は明るい!コーチと周囲が語る素顔
試合中のクールな表情とは裏腹に、大藤さんの普段の姿を知る人たちは口を揃えて「明るい」「笑顔が多い」と証言しています。
現在の担当コーチ・坂本竜介さんは福井テレビのインタビューで大藤さんの人柄についてこう語っています。「素直な人間性。向上心の強さ、負けず嫌い。この3つが特徴。ここまで強くなると素直さが難しかったりするが、コーチの意見も受け入れるし、よく話を聞く」と。
坂本コーチの「素直・向上心・負けず嫌い」評価
「素直・向上心・負けず嫌い」がここまで急成長した要因だとコーチが言い切るのは、なかなかすごいことだと思いませんか。
世界のトップクラスに入るほど実力がつくと、「自分のやり方を信じたい」「コーチの言うことより自分の感覚を優先したい」という気持ちが出てくる選手も少なくありません。そんな中で、大藤さんはトップになっても変わらず素直にコーチの指示を受け入れ続けているというわけです。
中学からのチームメートで、高校からダブルスを組む横井咲桜さんも大藤さんについて「プレーを見ているとかっこいいが、抜けている。ちょっとのミスでうわ!となってかわいい」と笑いながら語っており、プレー外では等身大の21歳であることがうかがえます。
小学生時代のコーチ・平塚陽一郎さんも「普段は明るくて笑顔でいる」と語っており、地元福井の「フェニックス卓球クラブ」での練習仲間や旧友たちからも愛されていた存在だったそうです。
インタビューでは「(地元の)串カツが好きで100本食べられる」と笑いながら話す姿もあり、そのくだけた一面に多くのファンがほっこりしていました。
試合中のクールな表情はあくまで「競技者としてのスイッチが入った状態」であり、普段の大藤さんは明るくて素直、コーチや仲間から信頼される人柄の持ち主であることは間違いなさそうです。
大藤沙月が嫌いかどうかを調べる人向けの関連情報
大藤沙月さんが嫌いかどうかを調べている方のために、関連する情報もまとめてお届けします。プロフィールや実力、家族のことまで知っておくと、印象が変わるかもしれません。
「孫穎莎がせこいと言った」は誤訳だった可能性
「大藤沙月 せこい」という検索ワードが広まった背景として、もう一つ興味深い説があります。それが、中国・孫穎莎(そん えいしゃ)選手の発言の誤訳説です。
2025年3月、中国・重慶で開催されたWTTチャンピオンズ重慶で、大藤さんは世界ランキング1位の孫穎莎選手と対戦。
結果は敗れたものの、世界の頂点に君臨する選手から1セットを奪い取るという大健闘を見せました。
試合後、孫穎莎さんは大藤さんについて中国語で「她的球路变化太狡猾了,我得好好研究研究。」とコメントしました。これを日本語に訳すと「彼女(大藤沙月)のボールの軌道の変化はあまりにも巧妙なので、よく研究しなければなりません」という意味です。
ここで問題になるのが「狡猾(jiǎo huá)」という中国語です。中国語のニュアンスでは「巧みな・トリッキーな・技が多彩な」という意味合いで使われることがありますが、この言葉を日本語にそのまま当てはめると「ずる賢い・せこい」という意味になります。
つまり、孫穎莎さんは「大藤の技術が巧妙すぎて研究が必要」という意味で褒め言葉として言ったのに、誤訳されると「せこい選手」という意味になってしまうわけです。
実際には世界ランキング1位の選手が「対策を練らなければならない相手」として大藤さんを高く評価したコメントであり、「せこい」とは真逆の意味合いでした。
誤訳という説の真偽は断定できませんが、「せこい」という言葉の出どころとしてはかなり有力な仮説です。
WTT優勝で世界を驚かせた実力
「嫌い」と言われる一方で、大藤さんの実力は世界的に高く評価されています。その象徴的な出来事が2024年10月のWTTチャンピオンズモンペリエでの快挙です。
ノーシードでの初出場ながら、平野美宇選手・伊藤美誠選手・張本美和選手と、日本トップクラスの3人を連続で撃破して優勝という驚異の結果を残しました。
平野美宇・伊藤美誠・張本美和を撃破したトーナメント経路
大会の経緯を振り返ると、平野美宇さん、伊藤美誠さんという2024年パリオリンピック代表経験者を倒しながら勝ち進み、決勝でも若き強豪・張本美和さんをゲームカウント4-2で撃破。
日本の卓球界でも「こんな選手が出てきたの!?」と驚きが広がった大会でした。これには正直、筆者もニュースを見てびっくりしました。
この優勝を受けて、世界ランキングは2024年4月時点の125位から、同年11月には8位にまで急浮上。
さらに2024年のアジア卓球選手権では女子ダブルス(横井咲桜ペア)で日本人として54年ぶりの優勝を飾り、2025年の世界卓球選手権では混合ダブルスで銀メダルを獲得しています。
中国では「日本版孫穎莎」と呼ばれるほどの評価を受けており、試合後に孫穎莎選手が「よく研究しなければなりません」とコメントするほど、中国卓球界にとっても「無視できない強敵」として認識されています。
「嫌い」というイメージとは裏腹に、実力面では今や世界が注目するトップ選手の一人なのです。
父の弘雅さんから始まった卓球人生と家族
大藤さんが卓球を始めたきっかけは、父・弘雅さんの存在抜きには語れません。
父の弘雅さんは地元・福井で卓球の指導者として活動しており、その影響で大藤さんは3歳のころからラケットを手にしました。
小学校に入ってからも、自宅のリビングを改装して作られた卓球台で毎日練習を続け、小学2年生のときにはすでに全国大会で準優勝を果たすほどの実力をつけていました。
父・弘雅さんは大藤さんの幼少期を振り返ってこう語っています。「とにかく運動神経が良かった。足は速かったし、負けず嫌い。卓球では”真似が上手”で、言ったことを体で示すと、真似して上達していた」と。
また、中学進学で親元を離れたことについては「さみしい部分はあったが、強くなってほしい。夜中泣いていた、とかよく聞きます。自分で覚悟を持って行ったので、親には言わず頑張ろうという気持ちが、いまにつながっている」と温かく見守っていた様子が伝わってきます。
……これ、読んでいてじんわりしませんか。小さい頃から夜に泣きながらも親に頼らず頑張ってきた大藤さんと、それを陰で支えてきた家族の姿が目に浮かんで、なんかいいなあと思うんです。
詳しい家族構成は公表されていませんが、父・弘雅さんとの深いつながりが大藤さんの卓球人生の原点になっていることは間違いなさそうです。
3歳から父の背中を見て育ち、家族の支えを胸に秘めて戦ってきた大藤さんの原点が、今の強さの礎になっているのでしょう。
プロフィールと経歴まとめ
大藤さんのプロフィールと経歴を改めてまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 大藤 沙月(おおどう さつき) |
| 生年月日 | 2004年5月16日(21歳) |
| 出身地 | 福井県大野市 |
| 身長 | 153cm |
| 所属 | ミキハウス |
| Tリーグ | 日本ペイントマレッツ(No.32) |
| 戦型 | 右シェークドライブ型 |
| 担当コーチ | 坂本竜介(2023年10月〜) |
| 最高世界ランク | 7位(2024年12月) |
| 出身校 | 四天王寺中学校・高等学校 |
経歴を見ると、大藤さんは実力が一気に開花したのが2024年であることがわかります。
2024年以前は国内大会でコツコツと成績を積み重ねていましたが、2023年10月に坂本竜介コーチの指導のもとプレースタイルを「守り」から「攻め」に転換。2024年の全日本選手権での完封負けが「守りのままでは世界は獲れない」という気づきを与え、そこから爆発的な成長につながりました。
2024年4月に世界ランク125位だったのが、同年末には7位まで急上昇という驚異的なスピードでの成長です。
2021〜2022年のインターハイで二冠を達成しながらも、プロとして大きく羽ばたくまでに数年かかったという経緯が、かえってその成長をドラマチックなものに見せています。
四天王寺中学・高校は石川佳純さんや福岡春菜さんも輩出した卓球の名門校であり、その環境でも揉まれながら今の実力を培ってきたのです。
21歳にしてすでに世界7位、WTT優勝・世界選手権銀メダルを持つ実力者・大藤沙月さんのこれからがますます楽しみです。
大藤沙月に対する世間の声
「嫌い」という検索ワードがある一方で、世間の評価は意外と(?)好意的なものも多く見られます。
SNS上では以下のような声が確認できます。
- 「大藤沙月は女版丹羽孝希みたいな感じ。ファンタジスタではないがクールでやってのける感。面白い人現れたなー!」
- 「大藤沙月選手はポーカーフェイスだから麻雀も強そう」
- 「試合が終わった後でいろんな気持ちが渦巻いている中でこんなに冷静に話せることがすごい」
- 「試合では冷静でかっこいいのに、普段はかわいらしい。そのギャップがいい」
また、中国の卓球ファンからも「技術・風格が孫穎莎に近い」「日本版孫穎莎」と高く評価されており、国際的な認知度も急速に高まっています。
一方で一部には「試合中の態度が冷たく感じる」「表情が怖い」という声も残っており、ポーカーフェイスに対する評価は完全に分かれている状態です。
ただ、「嫌い」という声の大部分は「応援していた選手が負けたときの対戦相手への感情」や「試合中の一瞬の印象」に基づくもので、大藤さん個人の人柄や言動を深く知ったうえでの評価ではないケースがほとんど。
実力・人柄ともにこれからさらに認知が広がっていく選手ですから、今後の活躍とともにポジティブな評価が増えていくことは確実でしょう。
大藤沙月が嫌いかどうかのまとめ
- 「大藤沙月 嫌い」は試合中のポーカーフェイスやプレースタイルへの誤解から生まれたイメージ
- 日本・中国どちらの情報源でも、本人の性格や人間性を問題視する情報は皆無
- 「せこい」の出どころは、孫穎莎選手の中国語発言「狡猾(巧妙の意)」が誤訳された可能性が有力
- 右シェークドライブ型のプレースタイルは卓球の正当な戦型であり「せこい」とは言えない
- 石川佳純戦でのネットタッチ問題での無表情な対応が「ふてぶてしい」と一部で誤解された
- 試合中の無表情は「感情がない」のではなく「感情を完璧にコントロールできる」トップ選手の証
- 坂本竜介コーチは「素直・向上心・負けず嫌い」の3つが急成長の要因と分析
- 普段は明るくて笑顔が多く、後輩にも気さくで優しいと周囲から評される
- 幼少期から父・弘雅さん(卓球指導者)の下で3歳からラケットを持ち卓球を始めた
- 大阪・四天王寺中学・高校に進学し、石川佳純さんと同じ強豪校でスキルを磨いた
- 2024年にプレースタイルを「守り」から「攻め」に転換したことが爆発的成長のきっかけ
- 2024年WTTチャンピオンズモンペリエで初出場・初優勝という快挙を達成
- 平野美宇・伊藤美誠・張本美和の日本トップ3を連破するという衝撃的な優勝経路
- 世界ランキングは2024年4月の125位から同年末に7位まで急上昇
- 中国では「日本版孫穎莎」と呼ばれるほど高く評価されており、国際的な認知度も急上昇中

