行方不明展が炎上したって聞いたけど、一体何が問題だったの?と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ホラー作家の梨さんが手がけた話題の展覧会「行方不明展」は、東京・名古屋合わせて10万人以上を動員した一方で「不謹慎」という批判も受けました。
この記事では、行方不明展の炎上理由や批判・擁護の意見、展示内容のネタバレ、チケット情報までまるごとお届けします。
・行方不明展が炎上した理由と不謹慎とされた背景
・展示内容のネタバレやゆうくんの考察ポイント
・チケット料金や全国の開催情報と書籍版の詳細
行方不明展が炎上した理由と批判の声
ホラー作家・梨さんが手がけた「行方不明展」がなぜ炎上したのか、その理由と背景を詳しく見ていきましょう。
行方不明展はどんな展覧会なのか
行方不明展は、ホラー作家の梨さん、ホラーテック企業の株式会社闇、そしてテレビ東京のプロデューサー・大森時生さんの3者がタッグを組んで企画した展覧会です。
2024年7月19日から9月1日まで、東京都中央区日本橋室町にある三越前福島ビル1階で開催されました。
入場料は2,200円(税込)で、土日祝やお盆期間は日時指定制(90分単位・定員100名)が採用されていたんですよね。
この展覧会のテーマはずばり「行方不明」で、展示は4つのセクションで構成されています。
4つのセクション構成
1つ目は「身元不明」のセクションで、誰なのかわからない「ひと」にまつわる展示が並びます。
2つ目は「所在不明」で、どこにあるのかわからない「場所」がテーマになっています。
3つ目は「出所不明」のセクションで、どこから来たのかわからない「もの」が展示されています。
4つ目は「真偽不明」で、本当かどうかわからない「記憶」にまつわる展示です。
| セクション | テーマ | 内容 |
|---|---|---|
| 身元不明 | ひと | 誰なのかわからない人物にまつわる痕跡 |
| 所在不明 | 場所 | どこにあるのかわからない場所の記録 |
| 出所不明 | もの | どこから来たのかわからない物品 |
| 真偽不明 | 記憶 | 本当かどうかわからない記憶の断片 |
会場は1階と地下1階に分かれており、架空の行方不明者にまつわる「痕跡」が全52件展示されていました。
行方不明者の捜索チラシや、持ち主のわからない携帯電話の山、時が止まったような電話ボックスなど、フィクションでありながら妙にリアルな展示物が来場者の心をざわつかせたんです。
公式サイトには「この展示はフィクションであり、本展で紹介した行方不明者を捜索する必要はありません」と明記されています。
東京展だけで約7万人を動員し、その後の名古屋展と合わせて累計10万人以上が来場するという大きな話題を呼んだ展覧会でした。
炎上のきっかけと不謹慎とされた理由
行方不明展が炎上したのは、開催直後の2024年7月下旬頃からSNSを中心に批判の声が上がったことがきっかけです。
最も多かった批判は「不謹慎ではないか」というものでした。
行方不明という問題は、日本社会において深刻な問題の一つです。
毎年多くの人が行方不明になっており、その家族や関係者は長い間苦しみ続けています。
そんなテーマをエンターテイメントとして扱い、しかも「展覧会」という形で来場者にホラー体験として提供することに、多くの人が違和感や不快感を覚えたようです。
特にSNS上では「行方不明者をネタにして楽しんでいるように見える」「遺族の気持ちを考えたことがあるのか」といった声が目立ちました。
展覧会の名前自体が「行方不明展」とストレートだったことも、炎上を加速させた要因の一つだったかもしれません。
はてな匿名ダイアリーには「行方不明者がおもしろ消費されるようになって胸糞悪い」というタイトルの投稿が掲載され、大きな反響を呼びました。
この投稿では、いなくなった人間と、それを探している人の両方が「ポルノ的に消費されている」という強い言葉で批判されていたんです。
Yahoo!知恵袋にも「行方不明展が炎上してるみたいだけど、どう思いますか」といった質問が投稿されるなど、ネット上で広く議論が交わされる事態となりました。
批判派が指摘する問題点
批判派の意見をもう少し具体的に見ていきましょう。
まず最も大きな批判は「行方不明事件は被害者とその家族にとって非常につらい経験であり、その問題をエンターテイメント化すること自体が不適切だ」というものです。
ある投稿者は「殺人描写がある小説や映画はたくさんあるけど、現実に『殺人被害者展』という展示があったら、いくらフィクションでも悪趣味だと思わないか」と問いかけていました。
この比喩は多くの人の共感を得ていたようです。
また「知人に失踪者がいる身としては、行方不明者をホラーとして消費されると気分が悪い」という当事者に近い立場からの声もありました。
行方不明者を探し続けている家族にとっては、自分たちの苦しみがエンターテイメントの素材にされているように感じてしまうのは自然なことかもしれません。
さらに「フィクションだからいいだろう」という言い訳は通用しないという意見もあります。
展覧会という物理的な空間で、リアルな展示物を通じて体験するという形式が、映画や小説などの映像・文字媒体とは異なるインパクトを与えてしまう点が問題視されていたんですよね。
映画館のスクリーン越しに見るのと、目の前にある「行方不明者の捜索チラシ」を手に取るのとでは、受け手の感じ方がまるで違うという指摘です。
展示のリアルさが「フィクション」の境界線を曖昧にしてしまい、来場者によっては現実の行方不明問題と混同してしまう危険性があるのではないか、という懸念も出ていました。
擁護派の意見とフィクションの立場
一方で、行方不明展を擁護する声も少なくありませんでした。
擁護派の代表的な意見としては「ドラマや映画でも行方不明をテーマにした作品はたくさんある。なぜ展覧会だけが批判されるのか」というものがあります。
確かに、ミステリーやサスペンスのジャンルでは「失踪」や「行方不明」は定番のテーマですよね。
映画やドラマ、小説、漫画など、多くの創作作品で行方不明者が題材として扱われてきた歴史があります。
それらが問題視されることなく受け入れられている中で、展覧会という形式だけが槍玉に挙げられるのはフェアではないという主張です。
また、実際に展覧会を訪れた人からは「単に行方不明の人たちをネタにして面白がっている展示ではなかった」という感想も多く寄せられていました。
展示物は考察要素が豊富で、来場者に「行方不明とは何か」「存在と記憶の関係とは」といった深いテーマを考えさせる構成になっていたようです。
さらに「この展覧会はフィクションであり、本展で紹介した行方不明者を捜索する必要はありません」という注意書きが公式に出されていることも、擁護派にとっては重要なポイントでした。
あくまで架空の世界観の中で「行方不明」というテーマを扱ったアート作品であり、現実の行方不明事件を揶揄したり消費したりする意図はないという立場です。
ホラーというジャンル自体が「死」や「消失」といった人間の根源的な恐怖をテーマにするものであり、その表現の自由は尊重されるべきだという意見もありました。
梨が語った制作意図と行方不明への思い
行方不明展の制作者である梨さんは、文藝春秋CREAのインタビューで「人間には行方不明の時間が必要です」と語っています。
この言葉は一見すると物議を醸しそうな発言ですが、梨さんが伝えたかったのはもっと深い意味があるようです。
梨さんによると、行方不明展の着想のきっかけは、インターネットの掲示板で「行方不明になりたい」と書き込む人たちの存在だったそうです。
「ここではないどこかへ行きたい」「今の自分から消えてしまいたい」という切実な願いを持つ人たちが、ネット上には少なからず存在しています。
梨さんはそうした人々の声にインスピレーションを受け、「自ら行方不明になることを選んだ人たちが、別の世界に移り住んでいる」というフィクションの世界観を構築したといいます。
つまり行方不明展は、一般的に想像される「誘拐」や「事故」による行方不明ではなく、「自らの意志で消えることを選んだ人々」の物語を描いた作品なんですよね。
ちなみに梨さんは2000年4月20日生まれのホラー作家で、幼少期にインターネットで「八尺様」などの怪談に触れたことがきっかけでホラーの世界に入ったそうです。
2015年にはSCP Foundationの日本支部に登録し、2022年には小説『かわいそ笑』(イースト・プレス)で作家デビューしています。
「その怪文書を読みましたか」や「行方不明展」など、リアルとフィクションの境界を曖昧にする独特の作風で知られる、現代ホラーのトップランナー的存在です。
世間の声と炎上についてのまとめ
行方不明展の炎上に対する世間の声は、大きく分けて批判と擁護の二極化が見られました。
批判派は「行方不明は深刻な社会問題であり、エンターテイメント化すべきではない」という立場をとっていました。
特に当事者や遺族に近い立場の人からは、感情的に受け入れがたいという声が強かったようです。
一方で擁護派は「フィクションとしてのアート表現であり、他の創作物と同様に表現の自由が認められるべきだ」と主張していました。
実際に来場した人の多くは「想像していたものとは違い、深く考えさせられる展示だった」という感想を述べていたのが印象的です。
結果として行方不明展は炎上したものの、東京展だけで7万人、東京・名古屋合わせて10万人以上を動員する大成功を収めました。
その後は大阪展や青森展の開催も決定し、書籍化もされるなど、展覧会としてのコンテンツ力は高く評価されています。
炎上が逆に話題性を高め、「怖いもの見たさ」で訪れた来場者が実際に展示を見て評価を改めるというケースも多かったようです。
この炎上騒動は、ホラー作品やアート表現の在り方について改めて考えるきっかけを世間に提供したとも言えるでしょう。
行方不明展の炎上を調べる人向けの関連情報
ここからは行方不明展の展示内容や制作陣のプロフィール、チケット情報など、気になる関連情報をまとめてお届けします。
展示内容のネタバレと見どころ
行方不明展の展示内容について、ネタバレを含めて詳しくご紹介しますね。
会場に入ってまず目に飛び込んでくるのは、1階の「身元不明」エリアです。
ここには行方不明になった人物の「痕跡」が展示されており、中でも特に印象的なのが「ゆうくん」と呼ばれる人物に関する展示です。
ゆうくんについては次のセクションで詳しく触れますが、写真が一切存在しないため、さまざまな写真やイラストの切り抜きを組み合わせて作られた擬似的な似顔絵が展示されているんです。
電話ボックスと音声体験
会場の中央付近に設置された電話ボックスも大きな見どころの一つです。
薄汚れた外観で時が止まったような佇まいの電話ボックスの中には、謎の人物が「ちゃんと忘れるから心配しないで」と泣きながら繰り返しているという設定のキャプションが添えられていました。
受話器からはかすかにノイズ音が聞こえてくるという演出がなされており、多くの来場者がこの不気味な体験に背筋を凍らせたそうです。
地下1階に降りると「場所」の行方不明ゾーンが広がっています。
ここにはヘッドフォンを使って音で体験できるエリアがあり、行方不明に強い憧れを持つ男性の声が聞こえてきます。
その男性が話す奥では、何かを引きずるような不気味な音や蛇口をひねる音も聞こえてきて、じわじわと恐怖感が増していく構成になっているんです。
こっくりさんの展示
また、中学校の準備室から発見されたとされるウィジャボード(こっくりさん)の展示もあります。
このこっくりさんで「行方不明になる方法」を教えてもらった数名の生徒が翌日忽然と姿を消したという架空の設定が付けられていて、ぞっとするような世界観が構築されていました。
展示全体を通じて言えるのは、ジャンプスケア(急に大きな音を出したり驚かせたりする演出)はほとんどなく、じわじわと不安が染み込んでくるタイプの恐怖体験だということです。
行方不明者の存在が少しずつ世界から消えていく様子を追体験するような、独特の没入感がある展覧会でした。
ゆうくんの正体と考察ポイント
行方不明展の中でも特に話題になったのが「ゆうくん」の展示です。
ゆうくんは2014年に行方不明になったとされる架空の人物で、展示には捜索を呼びかけるチラシ風の掲示物が貼られていました。
ここが面白いところなのですが、ゆうくんの写真はどこにも存在しないんです。
写真がない代わりに、さまざまな写真やイラストから切り抜いたパーツを組み合わせて作られた、擬似的な似顔絵が展示されていました。
その顔はどこか歪んでいて、見れば見るほど不気味に感じるという声が多く上がっています。
展示の世界観ルール
行方不明展の世界観には、いくつかのルールが設定されているとファンの間で考察されています。
まず「異世界へのテレポートはランダムに発生する」というルールがあるようです。
そして転移した人に関する記憶や痕跡は段階的に失われていくという設定になっています。
家族や恋人など特に親しい間柄の人の記憶はすぐには消えませんが、それも時間とともに薄れていくという切ない設定です。
ゆうくんの写真が存在しないのも、この「記憶の消失」というルールに基づいていると考察されているんですよね。
「正体不明」の配信映像
さらに行方不明展には「正体不明」と呼ばれる特別な配信映像コンテンツも存在しています。
これは展覧会の「5つ目の展示物」とも呼ばれるもので、20代の青年と40代程度の男性の2人が登場する物語です。
ネットで知った方法で行方不明になろうとする男性の姿や、展示を通じて行方不明者が会場に集まってくるという仮説が語られる内容になっています。
制作者の梨さんと近藤亮太さんが対談でこの「正体不明」の真意について語っており、展覧会本体とは別角度から世界観を楽しめる仕掛けとなっていました。
こうした多層的な構造が考察好きなファンの心をつかみ、SNS上では数多くの考察記事や動画が投稿されています。
感想や口コミの評判は怖いのか
行方不明展に実際に足を運んだ人たちの感想や口コミを見てみましょう。
アソビュー!の口コミでは「映像作品が展示物となったことでよりリアルに感じ、不気味さが心に残った」という声がありました。
また「じわじわと来る得体の知れない恐怖感が作品から感じ取れる展示で、世界観に気がついたら引き込まれていた」という感想も寄せられています。
多くの来場者が口を揃えて言うのは「ジャンプスケアのように急に驚かせてくるタイプのホラーではない」ということです。
お化け屋敷のようにびっくりさせられるのではなく、展示物を一つひとつ見ていくうちに、じわじわと不安や恐怖が心に染み込んでくる体験なんですよね。
ホラーが苦手な人でも楽しめる?
Webメディア「オモコロブロス!」では「ホラー耐性ゼロのライターが行方不明展に行ってきた」という体験レポートが公開されており、ホラーが苦手な人でも楽しめる可能性が示唆されています。
怖さの質が「びっくり」ではなく「じわじわ」なので、ホラー映画のような瞬間的な恐怖が苦手な人でも比較的チャレンジしやすい展覧会と言えるかもしれません。
一方で「空間の使い方や演出のしかたが下手すぎる」という厳しい口コミもありました。
特に混雑する時間帯では、展示物の前に人が溢れてしまい、本来の演出効果が損なわれるケースもあったようです。
総合的に見ると、口コミの大半はポジティブな評価で、「怖い」というよりは「不気味で心がざわつく」という表現が最も的確かもしれません。
フィクションだとわかっていても、展示物のリアルさに引き込まれてしまう体験型アートとして、多くの人が楽しんでいた印象です。
大森時生と株式会社闇のプロフィール
行方不明展のプロデューサーを務めた大森時生さんと、共同制作した株式会社闇について詳しくご紹介します。
大森時生さんは1995年生まれ、東京都出身のテレビプロデューサー兼演出家です。
一橋大学を卒業後、2019年にテレビ東京に入社しました。
入社後は『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』や『ありえへん∞世界』などの番組を担当し、2年目にはチーフAD、その後ディレクターへと昇進しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 大森時生(おおもり ときお) |
| 生年 | 1995年 |
| 出身 | 東京都 |
| 学歴 | 一橋大学卒業 |
| 所属 | テレビ東京 |
| 代表作 | TXQ FICTION、行方不明展、恐怖心展 |
2021年12月には、バラエティ番組を模したフェイクドキュメンタリー形式の番組『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』で初めてプロデューサーを務めました。
2022年には竹村武司さんとともに手がけた『Raiken Nippon Hair』がテレビ東京若手映像グランプリ2022で優勝しています。
2023年にはForbes Japanの「30 Under 30」にも選出されるなど、若手クリエイターとして高い評価を受けているんです。
2024年からはフェイクドキュメンタリーシリーズ『TXQ FICTION』をテレビ東京系で手がけており、リアルとフィクションの境界を曖昧にする独特の演出手法が注目されています。
頓花聖太郎と株式会社闇の設立経緯
株式会社闇は2015年4月に設立されたホラーエンターテイメント企業です。
「ホラー×テクノロジー=ホラテク」をテーマに掲げ、ホラーVR、ホラーゲーム、ホラーイベントのプロデュースを幅広く手がけています。
創業者は頓花聖太郎さんで、1981年兵庫県生まれのアートディレクターです。
テック系制作会社STARRYWORKSに入社後、2015年に株式会社闇を設立しました。
2018年からはMBSメディアホールディングスのグループ会社に加わり、企画から撮影、編集、実装までを一気通貫で制作できる体制を整えています。
2025年現在の代表取締役社長は荒井丈介さんが務めているとのことです。
ホラーVR体験をさらに高めるデバイス開発にも取り組むなど、テクノロジーとホラーを融合させた独自のビジネスを展開している企業です。
チケット料金と大阪や青森の開催情報
行方不明展は東京展の成功を受けて、全国各地での巡回展が実現しています。
ここでは各開催地のチケット料金や会場情報をまとめてご紹介しますね。
| 開催地 | 会場 | 開催期間 | 入場料 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 三越前福島ビル1F(中央区日本橋室町) | 2024年7月19日〜9月1日 | 2,200円(税込) |
| 名古屋 | 大須商店街 仁王門ビル | 2025年2月頃 | 未確認 |
| 大阪 | 谷口悦第2ビル1F(中央区久太郎町) | 2025年7月25日〜10月4日 | 未確認 |
| 青森 | 青森県立美術館コミュニティギャラリー | 2026年4月25日〜5月31日 | 未確認 |
東京展ではチケットの販売方法が二種類用意されていました。
土日祝やお盆期間(8月13日〜16日)は「日時指定券」が必要で、各時間帯(90分単位)の定員は100名に制限されていました。
平日は「期間有効券」で好きな日に入場できる仕組みだったんです。
チケットはローソンチケット(ローチケ)で購入できました。
名古屋展の開催実績
名古屋では2025年2月頃に大須商店街の仁王門ビルで開催され、東京と合わせて累計10万人を動員するという快挙を達成しています。
大阪展はテレビ大阪が主催で、2025年7月25日から10月4日まで、大阪市中央区久太郎町の谷口悦第2ビル1階で開催されました。
そして最新の巡回展として、2026年4月25日から5月31日まで青森県立美術館コミュニティギャラリーでの開催が決定しています。
東京展から始まった行方不明展は、名古屋、大阪、青森と全国に展開しており、まだ行けていない方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
書籍版の内容と購入方法
行方不明展は書籍としても出版されています。
2024年12月16日に太田出版から発売された書籍版『行方不明展』は、展覧会で展示された架空の「痕跡」全52件を完全収録した一冊です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 行方不明展 |
| 著者 | 梨、株式会社闇、大森時生 |
| 出版社 | 太田出版 |
| 発売日 | 2024年12月16日 |
| 判型 | A5判 |
| ページ数 | 128ページ |
| 価格 | 2,640円(税込) |
| ISBN | 978-4-7783-4004-9 |
書籍の内容構成としては、冒頭に「ごあいさつ」、品田遊さんによる「『行方不明展』開催によせて」が掲載されています。
本編では展覧会と同様に「身元不明(ひと)」「所在不明(場所)」「出所不明(もの)」「真偽不明(記憶)」の4カテゴリーで痕跡が紹介されているんです。
さらに作家の高瀬隼子さんによるエッセイ「行方不明がインストールされる」も収録されています。
太田出版の通販サイト・QJストアでは、通常版に加えて特別な限定版も販売されていました。
限定版には「ある男性が残したボイスメッセージ」の音声をダウンロードできるQRコードが付属しており、展覧会では体験できない追加コンテンツが楽しめます。
また梨さんの直筆サイン本も数量限定で販売されていたとのことです。
展覧会に行けなかった方でも、書籍版を通じて行方不明展の世界観に触れることができるので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。
次回作の恐怖心展との違い
行方不明展のチームが再び集結して制作した新たな展覧会が「恐怖心展」です。
恐怖心展は2025年7月18日から8月31日まで、東京・渋谷のBEAM Galleryで開催されました。
入場料は2,300円(税込)で、行方不明展とほぼ同程度の価格設定です。
制作陣は行方不明展と同じくホラー作家の梨さん、株式会社闇、テレビ東京の大森時生さんで、さらに「ダ・ヴィンチ・恐山」さんも参加しているのが新たなポイントです。
行方不明展との最も大きな違いは、テーマの切り口にあります。
行方不明展が「行方不明」という社会的な現象をフィクションとして描いたのに対し、恐怖心展は人間が生物学的に感じる「恐怖心」そのものをテーマにしています。
具体的には「先端」「閉所」「視線」といった、多くの人が本能的に恐怖を感じる対象に焦点を当てた展示内容になっているんです。
| 比較項目 | 行方不明展 | 恐怖心展 |
|---|---|---|
| テーマ | 行方不明(社会的現象) | 恐怖心(生物学的感覚) |
| 制作陣 | 梨、株式会社闇、大森時生 | 梨、株式会社闇、大森時生、ダ・ヴィンチ・恐山 |
| 東京会場 | 三越前福島ビル | 渋谷BEAM Gallery |
| 入場料 | 2,200円 | 2,300円 |
行方不明展では「不謹慎」という批判が起きましたが、恐怖心展は人間の本能に根ざしたテーマであるため、社会的な論争は起きにくいかもしれません。
一方で「10万人が恐怖した行方不明展の制作陣の新作」というキャッチコピーが示すとおり、恐怖体験のクオリティはさらに進化しているようです。
行方不明展が気に入った方はもちろん、行方不明というテーマには抵抗があったけれどホラー体験そのものには興味があるという方にも、恐怖心展はおすすめできる展覧会です。
行方不明展の炎上のまとめ
- 行方不明展はホラー作家の梨と株式会社闇、大森時生が制作した展覧会である
- 2024年7月19日から9月1日まで東京・日本橋の三越前福島ビルで開催された
- 展示は「身元不明」「所在不明」「出所不明」「真偽不明」の4セクションで構成されている
- 全52件の架空の「痕跡」が展示されたフィクション作品である
- 炎上の主な理由は「行方不明という深刻な社会問題をエンターテイメント化していること」への批判
- 「不謹慎」「遺族の気持ちを考えていない」という声がSNS上で多く見られた
- 擁護派は「映画やドラマでも行方不明は扱われている」として表現の自由を主張した
- 梨は「人間には行方不明の時間が必要」と語り、掲示板の声から着想を得たと明かしている
- 展示はジャンプスケア型ではなくじわじわ型の恐怖体験とされている
- ゆうくんの展示は写真がなく擬似似顔絵で構成されている点が話題になった
- 東京展で約7万人、名古屋と合わせて累計10万人以上を動員した
- 大森時生は1995年生まれのテレビ東京プロデューサーでForbes Japan「30 Under 30」選出
- 書籍版は2024年12月16日に太田出版から発売され全52件の痕跡を収録している
- 大阪展は2025年7月から10月まで、青森展は2026年4月から5月まで開催が決定
- 次回作の恐怖心展は人間の生物学的な恐怖心をテーマにした新展覧会である


