12人のヴァイオリニストの岩本梨々愛さん、いつの間にか見かけなくなったなと思っていませんか。
調べてみると「引退理由」を解説する記事はたくさん出てくるのに、大元をたどるとどこにも公式発表がないんです。
しかも実際には、いまも演奏を続けていることが分かりました。
・岩本梨々愛の引退理由が公表されていないという事実と、ネット上の3つの説の中身
・12人のヴァイオリニストに在籍していた2018年から2020年までの2年間の経緯
・グループを離れたあとも演奏活動を続けている現在の姿と、卒業メンバーの顔ぶれ
12人のヴァイオリニスト岩本の引退理由は非公表
「引退理由」で検索すると、いろんなサイトがそれらしい理由を並べています。
でも一次情報まで遡ると、実はどこにも公式発表がないんですよ。
ここでは事実として確認できることだけを、順番に整理していきますね。
引退理由は本人からもグループからも発表なし
まず結論からお伝えします。
岩本梨々愛さんが12人のヴァイオリニストを離れた理由について、本人・グループ・関係先のいずれからも公式な説明は出ていません。
検索するとまとめ系のサイトが「引退理由1」「引退理由2」と番号を振って解説していますが、それらの記事をよく読むと、末尾に「考えられます」「可能性が高そうです」「推定値です」と書いてあります。
つまり書いている側も、根拠のある発表を掴んでいるわけではないんですね。
グループの公式サイトやオフィシャルブログには、加入時の新メンバー紹介は残っています。
一方で、卒業を告知した記事や理由に触れた投稿は確認できませんでした。
ここ、意外に思いませんでしたか。
これだけネット上に引退理由の解説記事が並んでいるのに、大元をたどると誰も答えを持っていないという状態なんです。
なぜ理由を語る記事がこれだけ出てくるのか
理由が公表されていないからこそ、記事が増えるという構造になっています。
答えが公式に出ていれば、みんなその一文を引用して終わりです。
ところが答えがないと、書き手それぞれが「たぶんこうだろう」を並べることになり、記事の本数だけが増えていきます。
読む側からすると理由が3つも4つも出てくるので情報が豊富に見えるのですが、中身は同じ推測の言い換えだったりします。
このあと具体的に何が語られているのかも見ていきますが、まずは公式の説明が存在しないという前提を押さえておいてください。
在籍は2018年から2020年までの2年間
在籍期間ははっきりしています。
岩本梨々愛さんが12人のヴァイオリニストに加入したのは2018年、離れたのは2020年です。
活動期間はおよそ2年間ということになります。
この期間については、本人のInstagramのプロフィール欄にも「12人のヴァイオリニスト(2018ー2020)」と記載されています。
Wikipediaの元メンバー欄の記述とも一致しますし、2022年に投稿されたYahoo!知恵袋の質問への回答でも「2020年に卒業されているようです」と答えられています。
複数の情報源が同じ年を示しているので、ここは信頼していい情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加入年 | 2018年(当時19歳) |
| 離脱年 | 2020年 |
| 在籍期間 | 約2年間 |
| デビュー公演 | サントリーホール大ホール |
| 本人の表記 | 12人のヴァイオリニスト(2018ー2020) |
デビューはサントリーホールの大ホールだった
加入直後の2018年8月、グループのオフィシャルブログに本人の自己紹介が掲載されています。
そこには「先日、サントリーホールでデビューさせていただきました」という一文がありました。
しかも満席の大ホールです。
19歳でいきなりあの舞台に立つというのは、想像するだけで足がすくみそうですよね。
同じ投稿では「私はいじられキャラで別にウケを狙っていなくても何故か大爆笑されてしまいます」と自分で書いていて、緊張感のある経歴とのギャップがちょっと微笑ましいです。
「これからメンバーの一員として精一杯頑張っていきたいです」という言葉で締められていて、少なくともこの時点では長く続ける気持ちで入ったことが伝わってきます。
ネット上で語られている3つの推測
公式発表がない代わりに、まとめ系サイトでは主に3つの説が語られています。
ただしこれらはいずれも記事の書き手による推測で、裏づけとなる発言や報道は示されていません。
そのうえで、どんな話が出回っているのかを整理しておきますね。
| 語られている説 | 内容 | 裏づけ |
|---|---|---|
| ソロ活動への専念 | 個人の演奏活動に軸足を移したという見方 | なし(推測) |
| 契約や活動方針の違い | 活動条件が合わなくなったという見方 | なし(推測) |
| 学業や私生活の事情 | 大学生活との両立が難しくなったという見方 | なし(推測) |
3つとも書かれているだけで、本人の発言や報道に裏づけられたものではありません。
このうち3つめの学業については、少しだけ検討の余地があります。
というのも在籍期間と大学生活の時期が、きれいに重なっているんです。
そこは次で見ていきましょう。
加入も離脱も東京藝術大学の在学中だった
ここは事実だけで見ても、なかなか興味深い重なり方をしています。
岩本梨々愛さんは1998年10月3日生まれ。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部に進学しています。
加入した2018年は19歳で、大学に在籍していた時期です。
実際、2019年時点の紹介記事では大学3年と書かれています。
そこから逆算すると、グループを離れた2020年は、ちょうど大学の最終学年にあたる時期です。
全国ツアーを回るグループの活動と、卒業演奏や卒業制作が重なる学年。
この2つを同時に走らせるのは、率直に言ってかなりハードだと思います。
ただし、ここで気をつけたいことがあります。
時期が重なっていることと、それが理由であることは別の話です。
本人が学業のためと語った記録は確認できませんでした。
あくまで時期としては重なっているという事実にとどめておくのが誠実だと思います。
推測を事実のように書いてしまうと、それこそネット上の引退理由まとめと同じことになってしまいますからね。
メンバーの入れ替えは結成時から続いている
もう一つ、見落とされがちな前提があります。
12人のヴァイオリニストは、そもそもメンバーの入れ替わりを前提にしているグループです。
2006年に高嶋ちさ子さんのプロデュースで結成されてから、加入と卒業がずっと繰り返されてきました。
| メンバー | 加入 | 卒業 |
|---|---|---|
| 松本蘭 | 2006年 | 2009年6月20日 |
| 瓜生田万紀子 | 2006年 | 2014年8月31日 |
| 竹内愛 | 2010年 | 2019年4月6日 |
| 岩本梨々愛 | 2018年 | 2020年 |
| 赤星鮎美・小泉奈美・但馬有紀美 | ー | 2021年3月21日 |
| 加藤あさこ | ー | 2023〜2024年ツアーで卒業 |
こうして並べてみると、卒業そのものは特別な出来事ではないことが分かります。
結成メンバーですら3年で卒業しているケースがありますし、2021年には3人が同じ日に卒業しています。
もっと言えば、グループ名は12人のとなっていますが、実際には12人以上のメンバーが登録されています。
これはスケジュール調整の余地を残すための仕組みだそうです。
つまり在籍する人数が固定されていない編成なので、出入りが起きやすい構造なんですね。
そう考えると、岩本梨々愛さんの卒業だけを特別視して理由を探すのは、少し的外れなのかもしれません。
引退ではなく卒業だったといえる理由
ここが一番お伝えしたいところです。
検索されているのは引退という言葉ですが、実態はグループの卒業であって、ヴァイオリニストを辞めたわけではありません。
2024年4月22日、川崎市の高願寺で開かれたランチタイムコンサートに、岩本梨々愛さんが演奏者として出演しています。
会場は至心學舍の礼拝堂、時間は11時30分から12時45分ごろまで。
寺院の永代経法要に合わせた催しで、お斎の時間にヴァイオリンを演奏するという内容でした。
グループを離れて4年経ってからの演奏です。
同じ寺院の告知には、桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」仙川教室に入室したところから始まる経歴も掲載されていました。
そこには東京藝術大学器楽科を卒業したことも書かれています。
つまり大学もきちんと修了し、演奏活動も続けている。
引退という言葉から受ける印象とは、だいぶ違いますよね。
12人のヴァイオリニストからの卒業であって、音楽活動からの引退ではないというのが実態です。
なぜ引退で検索されているのかというと、グループの公式サイトからメンバー紹介が消えたことで、表舞台から姿を消したように見えたからだと考えられます。
大きなツアーに帯同していれば露出は多くなりますし、離れれば当然その分は減ります。
そこに公式のアナウンスがなかったので、いつの間にかいなくなった人として検索されるようになった。
そういう流れだったのではないでしょうか。
世間の声
反応を見ていると、責める声よりも気になっていたという声のほうが目立ちます。
2022年にYahoo!知恵袋へ投稿された質問は、YouTubeの密着企画を見て興味を持った人からのものでした。
「現在岩本さんは…」と途中で言葉を探すような聞き方をしていて、批判ではなく単純に消息を知りたいという温度感です。
回答は「2020年に卒業されているようです」という短いもので、ここでも理由には触れられていません。
TikTokなどのショート動画でもオーディションの場面や高嶋ちさ子さんとのやり取りが繰り返し取り上げられていて、いまも視聴されています。
そのなかには辞めた理由は学業に専念したいというものだと説明を添えた動画もありますが、出どころが示されていないため、そのまま受け取るのは危ないところです。
Instagramのアカウントは現在も残っていて、フォロワーは1,790人以上。
投稿には7年ぶりという言葉も見られました。
……こうして見ていくと、ファンの側はずっと気にしていたんだなと感じます。
理由が知りたいというより、元気にしているのか知りたい。
そういう検索なんじゃないかなと思うんですよね。
12人のヴァイオリニスト岩本の引退理由を調べる人向けの関連情報
ここからは、あわせて調べられることの多いテーマをまとめていきます。
プロフィールや経歴、グループそのものの仕組みまで押さえておくと、全体像がつかみやすくなりますよ。
現在もヴァイオリニストとして活動している
グループを離れたあとも、演奏の場に立ち続けています。
確実に確認できるのは、先ほど触れた2024年4月の高願寺でのランチタイムコンサートです。
このほかにも、2023年11月にピアニストの友人と幼稚園で演奏会を開いた、2023年8月にテレビ番組「はじめまして!一番遠い親戚さん」に出演した、といった情報が出ています。
ただしこの2件は1つのサイトにしか記載がなかったため、参考程度に留めておいてください。
活動のペースについては、大規模なツアーを回っていた時期と比べれば落ち着いているようです。
とはいえ、フリーの演奏家として寺院や地域の会場で弾く働き方は、ごく一般的なものでもあります。
グループの一員として全国を回るスタイルから、自分で選んだ場所で弾くスタイルへ。
そう捉えると、消えたわけではなく形が変わっただけだと分かりますね。
年齢と生年月日などのプロフィール
基本情報を整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 岩本梨々愛(いわもと りりあ) |
| 生年月日 | 1998年10月3日 |
| 出身高校 | 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校(61期) |
| 大学 | 東京藝術大学音楽学部 器楽科 |
| 12人のヴァイオリニスト | 2018年加入・2020年卒業 |
| SNS | Instagram(@lilia_iwamoto1003) |
生年月日は本人がオフィシャルブログの自己紹介で「1998年10月3日生まれです」と書いており、そこが一次情報になります。
2026年8月時点では27歳ということになりますね。
なお、Instagramについては本人が偽のアカウントが出回っていると注意を呼びかけている投稿も確認できました。
フォローする際はアカウント名をよく確かめたほうが良さそうです。
東京藝術大学まで進んだ経歴と受賞歴
演奏家としての土台は、かなり早い段階から積み上げられています。
ヴァイオリンを始めたのは4歳のころとされています。
桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」仙川教室に入室し、その後は東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校へ。
そして東京藝術大学音楽学部の器楽科に進んでいます。
音楽高校から藝大へというのは、クラシックの世界でも指折りのコースです。
受賞歴も、ジュニア時代から積み重ねられています。
| コンクール | 成績 |
|---|---|
| 第20回日本クラシック音楽コンクール全国大会 | 第3位(最高位) |
| 第6回国際ジュニア音楽コンクール | 第1位 |
| 第28回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール高校生の部 | 第1位 |
| 全日本学生音楽コンクール東京大会・全国大会 | 入選 |
さらに2013年には、招待演奏家としてドイツ各地の演奏会に出席しています。
中学生の年齢で海外の舞台に呼ばれているわけです。
19歳でグループに選ばれたのは新人としての抜擢ではなく、すでに実績を重ねた奏者としての合流だったといえます。
12人のヴァイオリニストの卒業メンバー
卒業していったメンバーは、これまでに何人もいます。
初期メンバーの松本蘭さんは2006年に加入し、2009年6月20日に卒業。
同じく結成時から参加していた瓜生田万紀子さんは2014年8月31日まで在籍しました。
竹内愛さんは2010年から2019年4月6日まで、およそ9年間活動しています。
2021年3月21日には赤星鮎美さん、小泉奈美さん、但馬有紀美さんが同じ日に卒業しました。
さらに2023〜2024年のツアーをもって加藤あさこさんが卒業しています。
一方で現在のメンバーを見ると、2013年加入の芹田碧さん、2014年加入の里永莉果子さんや橘ひとみさん、2015年加入の盧佳那さんのように長く続けている人もいます。
在籍が数年で終わる人もいれば、10年以上続ける人もいる。
そこにルールらしいルールはなさそうです。
12人のヴァイオリニストの給料はいくらなのか
これもよく検索されているテーマなので触れておきますね。
ただ、先に言っておくとメンバーの報酬について公表された数字はありません。
ネット上では年収1,000万円以上、月収100万円程度といった数字が出回っていますが、それらを掲載しているサイト自身が推定値ですと注記しています。
参考として、一般的なオーケストラ奏者の年収は400万〜500万円程度といわれることが多いようです。
とはいえこれも団体や契約形態によって大きく変わりますし、ツアー中心のグループと常設オーケストラでは収入の仕組みそのものが違います。
数字を目にしたときは、それがどこから来た数字なのかを確かめてから受け取ったほうがいいと思います。
結成20周年を迎えたグループとオーディション
グループ自体は、いまも動き続けています。
12人のヴァイオリニストは2006年に高嶋ちさ子さんのプロデュースで結成されました。
コンセプトは、観ても聴いても美しく楽しいヴァイオリン・アンサンブル。
クラシックの名曲を12本のヴァイオリンでアレンジし、観客参加型のコーナーや振り付けを加えた演奏を特徴としています。
これまでに8枚のアルバムをリリースし、2021〜2022年のツアーでは36都市44公演を回りました。
そして2026年に結成20周年を迎えています。
2026年7月1日に放送された「1周回って知らない話」の2時間スペシャルでは、20周年を記念してメンバーがスタジオに集合しました。
番組では高嶋ちさ子さん自身の引退についての言及もあったと報じられています。
なお、メンバーはオーディションで選ばれます。
公式サイトの募集要項によると、応募できるのは18歳以上で、現在マネージメントおよびレーベルとの契約をしていない人。
提出物は履歴書・自己PR・音源が入ったメディアなどで、音源はクラシック曲を含む2曲を送る形です。
岩本梨々愛さんも、このオーディションを経て2018年に加入しました。
12人のヴァイオリニストの岩本の引退理由のまとめ
- 岩本梨々愛の引退理由について公式発表は確認できない
- 本人・グループ・関係先のいずれも理由を説明していない
- 在籍は2018年から2020年までの約2年間
- 加入時は19歳で、デビューはサントリーホール大ホール
- ネット上では3つの説が語られるがいずれも書き手の推測
- ソロ活動への専念という説に裏づけとなる発言や報道はない
- 契約や方針の違いという説も具体的な根拠は示されていない
- 在籍期間は東京藝術大学の在学時期と重なっている
- 離脱した2020年は大学の最終学年にあたる時期
- ただし本人が学業を理由に挙げた記録は確認できない
- 12人のヴァイオリニストは結成時からメンバーの入れ替えが続いている
- 12人のという名だが実際には12人以上が登録されている編成
- 2024年4月に川崎市の高願寺で演奏しており活動は継続中
- 東京藝術大学器楽科を卒業したことも告知に記載されている
- 実態はグループの卒業であり音楽活動からの引退ではない


